2010年8月19日木曜日

The last one:1974年のG・デッド

この年、グレイトフル・デッドは一時活動停止を決めた。
ウォールオブサウンド(壁のようなPAシステム)の維持が困難になってきたこと、それなりに人気が出てきて小さなホールでの演奏が難しくなってきたこと、ピッグペンがバンドから離れデッドの音楽が変わり始めていたことなど、理由はいろいろあるようだ。
74年10月の5夜連続のウィンターランド公演を最後にデッドは、ツアーをやめると発表した。

その時の音源が聴きたかった。このときのショーは「Grateful Dead Movie」という映像になっているのだが、そのDVDは今アマゾンやオフィシャルサイトに、リストされていない。
Internet Archive には、その時の音源のリストはたくさんあるのだが、ストリーミングできるのはわずかだ。「Soundtrack」で出ているからというのが理由のよう(つまり買え! と…)だ。
というわけで「Grateful Dead Movie Soundtrack」という5枚セットのアルバムを探すことに。アマゾンにあった。3200円。買う!
音のバランスがよく、演奏はもちろん悪くない。Too Gooood!!!

5夜目(10月20日、 The last one)の冒頭、白のシルクハットと燕尾服を着て、ビル・グレアムがMCで登場、とある。
「サンフランシスコの日曜の夜ならもちろん、ザ・グレイトフル・デッド!」(「スケルトン・キー」より)
簡潔だ。すばらしい。

前にも書いたが、ビルは自分の小屋では必ずMCをしていた。よけいなことは一切言わず "Ladies & Gentlemen,The Grateful Dead!" みたいな簡単なやつである。理想のコンサート・プロデューサーであったと思う(この場合は小屋主だが)。

What's next?  もちろん「Movie」だよね。さてどうやって探すかな。

"The last one"と記された10月20日のチケットの画像があった。よく見ると、入場料5ドル。エッ??! ドルが変動相場制になるのは73年。このころはいくらくらいだったんだろ?
調べてみた。293円だ。
ついでに当時の物価も。封書送料、20円。国鉄初乗り、30円。ビール(たぶん大ビン)、160円。