2014年9月25日木曜日

ROD2:読まずに死ねるか

いまから42年前に発表された「たった一人の反乱」を読む。
長い小説なのに、あっという間に読んでしまった。
いままで読んだことのないような類の小説か。

タイトルだけは知っていた。当然ながら。高校生だったころ、本屋の店頭に山積みになっていた分厚い本、というイメージ。
そのころはいまよりもずっと、誰かを評価するのに、「右」か「左」か、というポイントが大きく問題であった時代だったかもしれない。
そして、ぼくの中では、ずっと作者の丸谷才一は、「右」寄りの人、というイメージだったかもしれない。その根拠は不明だが。

旧仮名遣い、という特質が大きく作用していることも認めよう。
でもこの作品に限れば、現代仮名遣いで読みにくいことはない。

ふーむ。なぜこの本を読んでみようと思ったのか、よく思いだせないのだが、最近刊行になった「丸谷才一全集」の編集人をつとめている辻原登という作家のことが何となく気になっているからかもしれない。

図書館で何気に手にした辻原登の「遊動亭円木」という連作短編集が、形容しがたい不可思議な文体で、ぼくに迫る。



2014年9月18日木曜日

confidential talk:通し番号は2800


これは内緒の話である。
デッドのボックスセットをまた買いました。
今度のは"Spring 1990 (The other one)"。
1990年の春のツアー、前回のボックスに入らなかったショーが8回分。

このボックスが合衆国ケンタッキー州を出たのは、くしくも9月4日(わたしの誕生日ですね、もちろん)。その箱が我が家に届いたのは、9月8日(早!)。というわけで、今回は速効。なんといっても前回は23日もかかった。あの箱は、おそらくドイツの国内をゆっくり観光旅行でもしていたのだろう。

今回の箱は、9000セットの発売ということで、ウチにやってきたのは、「2800」番だった。先週、デッドのサイトを見たら、まだ1500箱残っている、とあった。人気がないのかしらん。

ミドランド時代のデッドについて、賛否両論あるのはわかっている。
ミドランドの歌とコーラス、それにシンセを含んだ演奏をどう評価するかによると思う。それに、メガスタジアム時代がいやだというヘッズもいるに違いない。

それはそれ。よくわかる。
最近のヘッズたちの好みを見ていると、やっぱり70年代真ん中あたりが、人気のようだ。
ゴドショー夫妻のころ。
ぼくもそのころが別に嫌いじゃないのだけれど、ひとつには、ダナのコーラスにどうしてもなじめないこと、二つ目にキースのキーボードがいまひとつ地味なことが、不人気の理由だ。

最近、"The grateful dead"というそのものずばりの名前のアプリを iPhone に入れた。
何のことはない。テーパーたちが集めたライブ音源をストリーミングで、聞ける、というだけ。
だけだが、いつでもどこでもデッドが聞けちゃうよ、というお守りみたいなアプリで。



2014年9月8日月曜日

Icy blue heart:26年前を想像すると

Big special に月1度登場する萩原健太さんの番組にリクエストを送り続けてもうずいぶんになる。

1/2 Sing, Sing, Sing / Levon Helm & the RCO all stars

2/13 One Day I Walk / Bruce Cockburn

3/6 Just Because / John Lennon

4/10 Slender Thread / Kate Wolf

(5/8 Guts for love / Garland Jeffreys  / 採用されず)

6/5 When I Come Back (The Hummingbird Song) / Venice

7/3 Song For Susan / Crosby, Stills & Nash

8/14 Ooh Baby (Make Me Feel So Young) / Terry Reid

9/4 Icy Blue Heart / John Hiatt

今年になってからかけてもらった曲のリスト。
アルバムだけ指定して、かける曲はおまかせ、というパターンもいくつかあり。

この番組は何といってもカバー範囲の広さが素晴らしい。ほとんどかからないジャンルも、当然あるわけだが、50年代から最近のものまで、マニアックなものから、ヒット曲まで、まんべんない、ごちゃまぜ感が素晴らしい。

9/4はわたしの誕生日だった。
「このころ(1988年)のわたしはわけもなく元気で、いまよりももっとたくさんお酒を飲んで、いっぱい仕事をしていたように思います。ときにはそんなころを思いだして、ちょっと涙ぐんだりするには、うってつけの曲だと思いませんか?」
そんなメッセージも読んでくれた。

まあ、そんな曲だったかどうかはわからないが、数日後の昼間に、録音した番組を聞きながら、物置の整理をしていたわたしは、しばし手を休め、庭の緑をながめていた。
26年前のじぶんをもっとよく想像してみようとしたが、うまくいかなかった。


vermissen:ほんとうのことを言うと、きみがいなくてとてもさびしいんだ

Um die Wharheit zu sagen, ich vermisse dich sehr.

ドイツ語にも英語の"miss"と同じような動詞があった。"vermissen"。

ラジオ講座の「まいにちドイツ語」を勉強して、そろそろ3年半。一日30分か45分くらいの勉強で、ぺらぺらしゃべることができるようになるとはとても思えない。
なにしろ単語が覚えられないのだ。すぐに忘れる。わからない単語を辞書で調べると、必ずしるしがついている。以前に調べたのだ。
それでも続ける。べつに意味はない。ウォーキングをしたり、テレビのニュースを見たりするのと同じような習慣だと思えばいい。

PS.ケリー・リンクの「プリティ・モンスターズ」はとても面白かった。
SF、純文学、ホラー、ファンタジー、ヤングアダルトといったジャンル分けが無意味に思える短編集。アメリカ合衆国のサッカー少年がコスタリカでサッカーをする「サーファー」が素晴らしい。


2014年9月2日火曜日

Lately however 2:あっという間に夏が終わって


・ヨーロッパの移籍シーズンがやっと終わって、どのチームもとんでもないことになっている。すべてWCのせいだろうか。大物が動いて、玉突き人事みたいなことが起きている。

まあ、それにしても、なんといっても、香川シンチャンのドルトムント復帰が一大ニュースであることよ。うれしいのか、うれしくないのか、それもよくわからなくて。
リバプールにバロッテリがやってきたことの方が、ショックが大きいかも。彼が先発した前節のゲームはまだなんだかこわくて見てません。

・"In the lake of the woods"は最後まで読んだ。結論なしの、宙ぶらりん状態で放り出されたぼくは、さらなる理解を求めて、日本語バージョン(「失踪」)も図書館で借りてきたのだった。
でも、読みあわせをする元気が出ず、別の図書館でS・キングの「11/22/63」の上巻を借りたので、そっちの世界にすっかりはまりこんでしまって、戻ってこれず。ああ。





・股間とお尻にクッションがついているサイクルジャージを購入。いよいよ本格的スタイルに近づきつつある。
8月は雨が多くて、ロードにはあまり出られなかった。それでもまあなんとか、それなりに走ってはいる。
山奥ですれ違う自転車は、みんなロードバイクばかりで、いよいよクロスバイクとはお別れしなければならない時期かなと思い、家から少し遠い専門店に話をしに行った。
欲しいバイクはもうほとんど決まっている。
そのタイプの2015年モデルは、秋に発表らしい、ということでしばし待機。

・FMでちょっとだけ流れていたアンサンブル・アウロラの音源をダウンロードした。17世紀後半のイタリアのヴァイオリン作品ばかりを集めた2枚組。知っている作曲家はぜんぜんいないのだが、これがとてもよい。
古楽系のダウンロードは、最近は"ClassicsOnline"というサイトを使っている。iTunesより安い。アウロラのアルバムは、iTunesでは3000円だけど、"ClassicsOnline"では19.98ドルだ。このところの円安傾向で、2000円をすこし超えるけれど、こっちでダウンロードすると、ブックレットのPDFもちゃんとついてくるのだよ。

・もう読まないと思っていたコーマック・マッカーシーの「チャイルド・オブ・ゴッド」が、「11/22/63」のとなりに並んでいて、つい、借りてしまって、つい、読んでしまった。
こんな話、読みたくない、イヤダ、イヤダと思っているのに、読みはじめると止まらない。句読点がぜんぜんなくて、漢字が多くて、ものすごく読みにくい文章なのに、読みだすと止まらない。
おそろしい本だ。





・そうそう、忘れていたわけじゃないけど、我が家に新しい仲間がやってきたのだ。mix犬のグライ(W)。もう一月以上になるけれど、すっかり家族に。バアサンネコのルルとも、なんとか折り合いがついて…