2014年5月29日木曜日

the road and the mouse:先週の借り物


図書館で今回借りた本のうち、長編2冊を先行で読んだ。
コーマック・マッカーシーの本は初めて。映画も見ていない。読みだしたらやめられないし、読んでいるあいだはドキドキしているけど、たぶん、好みでいえば、もういいかな、と。

奥泉さんの本は、おもしろいけど、長いから時間がかかる。
今回の「東京自叙伝」もおもしろかった。
ぼくたちの現在、みたいな話になると、どうしても政治とかがからんでくるけれど、実名を書くわけにいかないので、架空の人物にならざるを得ないのだが、その辺がやっぱりどうかなと、前に池澤夏樹の本を読んだ(「アトミック・ボックス」)ときにも、そう思った。
ネズミがひんぱんに出てくる(表紙にもいる)けど、そういえばこのあいだ、「鼠警察」などという短編を読んだばかりだな、あれはボラーニョだったか。

2014年5月27日火曜日

sign on the window:窓ガラスには「さびしい」と書いてある

iPod に入れたボブ・ディランの「Another self portrait」を聞いていたら、この歌はよく知っている、という曲が出てきた。「Sign on the window」という歌だ。
Jennifer Warnes が昔歌っていた。

調べてみると、79年の「Shot Through the Heart」に入っていた。ああ、このレコード持っているよ。だから知っていた。
レコード袋に、ボトルのワインをがぶ飲みする Jennifer の写真がついていて、なんだかなあ、というレコードだった。
ビルボードのカントリーチャートでは13位まで行ったとある。まあ、売れたわけだ。

でも、この後 Jennifer は、87年の「Famous blue raincoat」まで沈黙。かなと思っていたけど、実際には映画音楽や、レナード・コーエンとのコラボなどそれなりに忙しい歌手生活を送っていた。

ディランのオリジナルは「新しい夜明け」に入っているけど、このアルバムはちゃんと聞いたことはない。歌詞を読んでみたけど、状況はよくわかりませぬ。

 窓ガラスには「さびしい」と書いてある
 ドアには「来客おことわり」と書いてある
 通りには「わたしはあなたのものじゃない」と書いてある


いやいや、ジョー・コッカーと歌った「Up Where We Belong」(1982)が、"Written by Buffy Sainte-Marie, Will Jennings and Jack Nitzsche"などというのは、ぜんぜん知らなかった。ふーむ、知らないことばかりだなあ。


2014年5月15日木曜日

I'll walk alone:悲劇のスティーブンはきょうも

プレミアリーグは全日程を終了した。
ぼくたちのリバプールは2位でフィニッシュ。やっぱりチェルシーに負けたあのゲームが大きかった。モウリーニョのことは、たぶん死ぬまで好きになれないだろう。

カミサンがキャプテン・ジェラードのナンバー8の赤いキャップを買ってくれた。うれしい。

来シーズン、リバプールは優勝できるか。
むずかしいと思う。来季はCLにも参戦しなくちゃならないし、3Sトリオが全部残ってくれるとも限らない。
キャプテン・ジェラードは、イングランド代表キャプテンとして、その職務を全うし、ファンの記憶には残るだろうが、リバプールのキャプテンとしては、悲劇の親分として、永遠のアイコンになるのではないかと、ひそかな不安が的中しなければいいのだが…


from wonderland:三重苦のなれの果てにJ・J氏の伝記を読む

1970年代に、ぼくらの文体を決定的に形作ったのは、植草甚一、小林信彦、椎名誠、それに沢木耕太郎だと、坪内祐三という人が書いていた。
津野海太郎さんが書いた「したくないことはしない 植草甚一の青春」という本を見つけて読んだ。
1967年、晶文社から植草甚一のはじめての本「ジャズの前衛と黒人たち」が出る。その時、植草は59歳、編集者だった津野さんは29歳。
植草責任編集の雑誌「ワンダーランド」が出たのが、1973年。

植草さんのスタイルがなんといっても決定的だったのは、あの長たらしいタイトルではないだろうか。
・こんなコラムばかり新聞や雑誌に書いていた
・いつも夢中になったり飽きてしまったり
・中間小説誌を破いて一編ずつホチキスでとめる癖がついた

植草青年は1945年の東京大空襲の下でも、毎日のようにがれきの中の古本屋へ出かけ、洋書を買って読んでいる。

それとは別に、この津野さんの文体、というのも非常に特徴がある。漢字がとても少ない。ずいぶん前からそんな文体だったので、いまさらでもないのだろうが、ときどきとても新鮮にうつる。

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風邪と腰痛は何とかクリアできたのだが、今度は奥歯が痛みだして、三重苦生活はまだ終わらない。
以前に書いた「絶倫の人」は最後まで読んだ。面白かったぜ。
津野さんの本のとなりは、柴田編訳の「どこにもない国」。松柏社という出版社は知らなかった。


2014年5月10日土曜日

when I'm down and out:風邪と腰痛に盗難

連休が終わった途端、風邪をひき、二日間寝ていたら、今度は腰が痛くなって、整形外科へ行く羽目に。
連休中薪仕事に、はげみ過ぎたのか、腰の筋肉がかちかちに固まっているそうな。ハリを打ってもらったら少し楽になった。寝返りがうてない、靴下がはけない、ズボンがはけない。そういう情けない状態だった。

寝ているあいだ、ボラーニョとキンセラの短編集を交互に読んでいた。
ボラーニョの方は最近出た遺作、キンセラは2003年の野球小説集だ(表紙は森英二郎さんだった)。
内容も芸風も全く違うので、交互に読むにはちょうどよかったかも。どちらも作品ごとに、文体を変えていて、読んでいる方は退屈しない。

それとはあまり関係ないことだけど、自分の持っている唯一のクレジットカードの情報が、誰かに盗まれて、カードが使用不可になってしまった。実害はなかったけれど、カードはもう使えないので、新たなカードが届くまで、ネットショッピングはお預け、うう。
マイクロソフトのIEを使うな、というメッセージが出たすぐ後だったので、たぶんそれでやられたのかな。ずっと Firefox 派だったけれど、仕事ではどうしてもIEじゃないとダメ、というところも多く、ついついIEを使ってしまったのがやっぱり「墓穴」っていうんですか?