2012年12月18日火曜日

cheek to book:生きたまま葬られ

今週の朝日歌壇から

五十年貸出記録なき本に廃棄の印を黙々と押す / 石原和美

それはどんな本かと想像してみる。
書いた人、作った編集者、出版した人、それぞれの思いはあったろうけど、どういうわけだか、誰も手にとってくれなかった。誰も家に持って帰ろうとしなかった本のことを。

最近の図書館の蔵書は全部データベース化されて、パソコンで検索できるようになっている。個人全集などは開架書庫に並んでいないことも多いので、検索して奥の閉架書庫から出してきてもらうこともある。

奥の方から出てきて、読まれた形跡があまりない本などを手にすると、なんだか愛おしくなって、本に頬ずりしたくなってしまうような気持ちになったことはないですか?

廃棄処分になって、図書館のロビーに並んでいた本を、あちこちで何冊ももらってきた。たいがいは、手あかにまみれた本だけど、なんだかまだ本のまま、置いておきたくて、自分の書棚に並べる。いつか読もうと思って、でもやっぱり読まれないまま、ずっとそこにいる。それはそれで、本の一生としては、悪くないことなのかもしれないけれど。

2012年12月14日金曜日

Brown leaf:生きているのか、死んでいるのか


先週の朝日歌壇から

はじっこから自分が茶色になってゆく気持ちを教えてギボウシの葉よ / 大塚泰子

まずもって、茶色くなったけど、まだ幹にくっついている葉は生きているのか、死んでいるのか、という疑問が浮かんでくる。
生きてはいたいけど、もう寒くなってきたし、根っこの方から水分の補給は断られるし、いいことはなんにもないので、そろそろかなー、なんて気分でプラプラしているところ、かも。

詳しいことはあんまり書けないので、なんだが、なんだか忙しいのである。仕事があるのは、ありがたいことで、文句なぞ言っている場合じゃないから、なんにも言うことはないのだが、なんだかな、寒いな、なんだか雪がたくさん降るじゃないか。

ちょいと気になって、Chris Robinson Brotherfood というバンドのライブをダウンロードしてみた。ちょっと期待していたんだが、ちょいと期待はずれだったかも。うーん、むずかしいですよ。いろいろ、と。思うようにはなりませぬ。

サム・クックの特集(12/6、Big special)を聞いていたら、デッドがカバーしている曲が2曲出てきた。"Little red rooster"と"Good times"。前曲は、ボブの定番だけど、後の曲は、デッドの後期のショーで、たまに出てくる。
へー、そうかあ、知らなかったぜ。

知らなかったと言えば、デッドはストーンズの"Last time"をカバーしていて(3/22/1990)、これの元歌も知らなかった。ストーンズ初のオリジナル作品のヒット、らしい。なるほど。キース・リチャーズが、これで作曲のコツをつかんだ、という自慢の曲、であると。ふーん。