2015年7月17日金曜日

使ってみた:Apple music

7月からサービスを始めた Apple music を使ってみた。
このごろCDを買うことはめっきり減ったが、ダウンロードはちょくちょく。
聞いてみたい新しいアルバムは、ときどき出てきて、でも、全部をダウンロードして聞くわけにもいかず、おのずと選択が働く。そうしてリストばかりがどんどんたまっていた。まあ、でも、あきらめた。それが普通の消費行動だし。

Apple music はそのリストを解消してくれるのではないかと。
新しいものを中心に、きわめてランダムにアルバムを選び、My music に放り込む。

いや、すばらしい。
こんなにいっぱい、無料で(3か月お試し期間)聞けるなんて。うひゃー。

Ben Harper / Childhood home 2014

Don McLean / Homeless brother 1974

Wilco / Alpha mike foxtrot 2014

Justin Townes Earle / Absent fathers 2015

Jesse Winchester / A reasonable amount of trouble 2014

Iron & Wine / Ghost on ghost 2013

Linda Thompson / Won't be long now 2013

プレイリストに全部いれて、シャッフルで聞くと。Wilco のアルバムはアウトテイク集で4枚組だから、そればっかりになったりして。
Ben Harper は、お母さんとデュエットというアルバム。これがいい。ちなみにお母さんはリトアニア系ユダヤ人、お父さんはアフリカ系とチェロキー族の血を引いているとか。

遺作となった Winchester のアルバムもすばらしい。ときどき、あれ、J.D.Souther が歌ってるのかな、と。
ま、そんな具合に退屈しません。

2015年7月7日火曜日

祭りの終わり:Let Trey Sing


Grateful Dead Fare Thee Well 7/5 最終日の映像をストリーミングで見た。
朝8時(現地午後6時)から映像は流れてきて、開演予定時間の9時からは会場の客席の様子がずっと流れていた。意外に若い人たちが多い印象。もちろんタイダイのシャツを着た60代とおぼしき人たちもたくさんいるのだが。帰りの時間を考えると子ども連れは難しいのか、あまり見かけず。(開演は35分遅れ、終演は12時少し前)

もちろんこれからもそのスピリットはジャムバンド系のコンサートに引き継がれていくのだろうけど、シャツ、帽子、フラッグ、ステッカー、バラの花など様々なものがアイコンとして存在した、祝祭としてのデッドのショーは、これにて終了という宣言である。
core4 と呼ばれている元デッド4人から、直接の語りかけは一切なし。Jerry の思い出を語るようなMCもない。そういうところがカッコイイ。

Trey は、もちろんずっとギターを弾いているのだが、リード・ヴォーカルは控えめである。もう少しあってもいいのではないかと思えるほど。アンコールのときに、Bob Weir が "Let Trey Sing" とプリントしたTシャツを着ていたのには笑った。やっぱり誰が歌うのかはこのバンドにとって、ビミョーな問題なんだな。(うーん、でも、"Althea" のTrey のヴォーカルはいまいち)

2度目のアンコールの "Attics Of My Life" のときは、会場のあちこちにセットされたスクリーンにデッドのオリジナルメンバー、この日のサポートメンバーの写真が映し出され、客席から惜しみない拍手。ココロに残るメンバー紹介だった。

映像は30日間オンデマンドで見ることができる。
さて、限定発売のCD、Blu-rayを予約するか、どうしようかなあ。

2015年7月4日土曜日

佐藤正午の「短編」と小沢健二の「音楽」:pig and monkey


佐藤正午のエッセイ集「豚を盗む」(2005年)に、「叔父さんの恋」という短編がはさまっていた。これがよかった。
Led zeppelin の「天国への階段」が、さりげなく出てきて。
うん、こういうのがいいよな。

柴田元幸編集の「MONKEY」(マンキーって発音しないと、ピーター・バラカンに怒られる)vol.6は、「音楽の聞こえる話」という特集。
出色は小沢健二の「赤い山から銀貨が出てくる」という短編。これを小説と呼べるかどうか「?」だが、それはどうでもよい。
ヨーロッパで、ピアノやヴァイオリンがなぜああいう形になったのか、その原因はボリビアのポトシ鉱山にある、という話。
ピアノやヴァイオリンが現在のような楽器になったのは、17世紀のはじめから18世紀の半ばくらいにかけて。ちょうどバロック音楽の時代だ。
その展開は言われてみればそうだなと思うけれど、そういう風にはだれも(少なくともぼくは)考えてもいなかった。


2015年7月3日金曜日

隠遁生活も楽じゃない:Salinger and poem


「サリンジャー」というドキュメンタリータッチの伝記を読む。
長期にわたる隠遁生活はどのようにして彼を支配したのか、そのあいだサリンジャーは何をしていたのか、ジョン・レノンを殺したチャプマンはどうして「キャッチャー」を持ち歩いていたのか、など読みどころ満載である。
であるが、ボリュームもはんぱない。本文だけで700ページ。最初の方の戦場での体験は飛ばす。そこがポイントだろうとも思えるが、あとで余裕があったら読むことにする。

(以前挑戦していたピンチョンの「重力の虹」だが、全4部のうち、第1部だけ除いて読み終えた。訳者のブログを読むと、第1部はわかりにくいので、第2部から読んでも大丈夫だとある。なるほどそういうのもありかと。よって、すべての本は、最初から読む必要はないのではないかと最近思うようになった)

サリンジャーが帰依していた宗教(ヴェーダーンタ哲学)については、ジョージ・ハリスンの「ハレクリシュナ」と近いようなことがどこかに書いてあったが、うまく理解できず。

「ポエムに万歳」は前から気になっていた。図書館にそろう気配がなかったので、アマゾンで中古で買った。(250円)
冒頭の中田英寿の引退ポエムから、オリンピック招致ポエムまで、いろいろ並んでおもしろいが、正直キレはいまいち。
後半はポエムには関係ない話題が(ネット炎上など)続く。まえがきにあるとおり、コラムを集めたものだから旬を過ぎたネタも多い。

小田嶋さんは、もともと野球ファンだったけどいまはサッカーファンだし(最近のレッズサポ)、1956年生まれだし、シンパシーはずっと持っている。もっと過激にポエムをバンバンたたいてください。お願いいたします。