俵は地面の上に積んだままだったので、半端物の薪を収納するボックス(と自分では呼んでいるが、他の人には単なる薪小屋だ)の中に移動した。
俵のまわりを包んでいたビニールや段ボールをはがし、風通しをよくした。そのとき出てきた荷札には、「昭和40年」と「42年」の日付があり、ほとんどは岐阜県吉城郡産だったが、2俵は岩手県産だった。

昭和42年は1967年、今から45年前だ。火にくべれば、ちゃんと炭として役目を果たしている。残念ながら、炭本来の役目ではないかもしれないけれど、「熾き」となって、ストーブの保温には役には立っている。すばらしいことだが、なんだかとても不思議な気持ちになる。
今週のBig special は、50年代から70年代までのラジオヒッツと称してシングル曲をかけまくっていたが、そういう音源を聞くたびに、自分はそこにいたとも思えるし、いなかったとも思える、不思議な感じがしていた。45年間という時間の感覚が、この炭によって現実のものとして、目の前に提示されているのを受け入れるのはむずかしいことのように思える。
先月から続いていた薪運搬のミッションは無事完了した。自分ひとりではしんどいので、仲間の人も呼んで、負担を減らした。
まだ寒いので、薪は消費している。ということは、消費した分だけ、穴埋めをしていかないといけないので、まだ薪仕事は続いていく。
なにもなくなった場所の証拠写真を撮る。


