2015年11月11日水曜日

最近のお気に入り:Apple music 3

・Jeffrey Foucalt/Shoot the moon 2014
ウィスコンシン生まれのまだ若いシンガーなのだが、ジョン・プラインの作品でアルバムを1枚作った。ペダル・スティールを中心としたシンプルなバッキングで素晴らしい。
自身のオリジナルアルバム(Horse latitudes 2014)もなかなかいいです。

・Shawn Colvin/Uncoverd 2015
カバー曲集。Graham Nash の古い曲や、CCRの"Lodi"など、選曲がよい。基本自分のAGだけで歌うのも(もちろんほかの楽器も入っているけど)悪くないね。

・Mandolin Orange/Such a Jubilee 2015
男女ペアのアメリカーナ系。ライブの映像を youtube で見てみると、女性の方はフィドルも弾いて、男の方はギターやその他の弦楽器持ち替えというパターン。最近はこういうペアのアメリカーナ・グループが増えてきた。

・Dave Rawlings Machine/Nashville Obsolete 2015
期待のニューアルバムはあいかわらずのぼそぼそボーカルが心地よい。ギリアン・ウェルチのアルバムとどこが違うんだと、言われているみたいだが、リード・ボーカルが違うのよ。逆に言えば、そこだけね。

・Ryan Adams/1989 (2015)
こちらも新譜だが、個人的にはいまいち。うるさい曲と、静かな曲が混在して、ゆったり聞けない。2作前だったか、Glyn Johns プロデュースの"Ashes and Fire(2011)"はいまでもときどき聞く。いいアルバムだったので、続編を期待しているのだが。
え? なんだ、このアルバムは。まるごと Taylor Swift のカバーだって?。うーん。

その他 Benmont Tench,Rosanne Cash/The List,Nils Lofgren/The Loner,Keith Richards/Crosseyed Heart などが、最近のお気に入りです。

2015年11月10日火曜日

月木火金の朝:morning sky

明け方の5時、東の空に、並んだ太陽系の仲間たち。
上から順に、三日月、木星、火星、金星。
写真はきっとどこかに上がっているだろうから、省略。
地球の上にいることの不思議を感じるとき。配置は毎日少しずつ変わっていく。木星は金星を追いこして先へ先へ。
あ、光った! 人工衛星? あれ? 消えた!?

2015年11月9日月曜日

韓国人と日本人:The time of our singing

リチャード・パワーズの「われらが歌う時」を読んだ。
上下巻を読み通すのはけっこうきつかったけど、もちろん、これでしか書けないことがあるということなのだろう。
主人公のジョナは1941年生まれのテノール歌手。41年生まれといえば、ボブ・ディランだ。
ボブと同世代の音楽家が、60年代をどう生きたのかという物語でもある、と言える。
ジョナの父はドイツから亡命してきたユダヤ人の物理学者で、母はフィラデルフィア生まれの黒人。
70年代を迎えて、家族は崩壊していく。

作者は1957年生まれ、ぼくと同世代。音楽はこのようにして、「われら」とともにあったのだというひとつの記録として読むこともできる。

ヨーロッパにわたったジョナは、突然古楽に目覚め、1610年以前の声楽曲に力を注ぐ。アカペラのグループを作って、新しい時代を切り開く。
70年代中ごろからの、ヨーロッパでの古楽の興隆というものがよくわかるようになっている。
「帝国主義の時代は終わったんだよ」(下・356p)

そして1992年、ジョナはオークランドにやってきて、
「古楽なんて、もう、過去のものだよ」(下・518p)
「西洋のクラシック音楽は何百万人という韓国人と日本人がしっかり面倒を見てくれるから」
と弟や妹たちに言う。
「何百万人」というのはちょっとオーバーだけど、まあ、あたらずとも遠からず、かな。