2015年10月31日土曜日

口語と文語:Lonliness under blazing sun


炎天下だあれもいないみんな長渕剛のコンサートに行ったのか / 穂村 弘

句のリズムはぜんぜんむちゃくちゃだけど、これでいいのだ、という力強さにほれぼれ。なるほど、これでいいのだ。

さみしさでいっぱいだよとつよくつよく抱きしめあえば空気がぬける / 渡辺 松男

この渡辺さんの歌もときどきすばらしい。ときどきよくわかんないけど。

口語に助動詞の過去はひとつだけ(「た」あるいは「だ」)しかないけど、文語にはいくつもある。だから、短歌に文語表現は必要なのだ、という意見があった。
口語の過去形では時間の流れがわかりにくいからだめだと。
でも、わかりにくいからいいという考え方もあるので、ぼくはそっちでいいと思う。

2015年10月20日火曜日

38年前の冬:Heart of Saturday Night

先日ラジオを聞いていたら、トム・ウェイツの"Heart of Saturday Night"が流れてきて、ずいぶんひさしぶりに聞くものだから、ついつい感慨にふけっていると、ふと思いだした。
そういう名前のロック・バンドが日本にいたことを。

時は1977年、名古屋大須のライブハウス、「コマンド」。
その当時、ぼくがお手伝いのようなことをしていた音楽事務所が「コマンド」のブッキングを担当していた。
たぶん2月か3月ころだったと思うけど、HOSNのスケジュールを入れた担当者がライブの当日店に行けなくて、なんだかわからないうちに代理ということで、ぼくが店に行った。

代理といっても、別にすることはない。挨拶して、ライブ見て、ちょこっと飲んで帰る。そんなことだった。個別の楽曲について特に印象があったわけではないけれど、いいバンドだな、と思ったことは確か。

あれからずっとそのバンドのことは忘れていた。
ネットで調べてみると、2014年にライブやデモの音源を集めたアルバムを出したそうな。公式音源はこの1枚のみ。ふーん。
元メンバーに湯川トーベン。ああ、この人。なるほど。

2015年10月19日月曜日

いやはやなんとも:Oh! Klopp!

驚きの展開。クロップがリバプールの監督に就任した。
うれしくないことはないのだが、なんだかフクザツ。
ちゃんと活躍できれば申し分ないのだけれど、保証は何もない。

ドルトムントというチームよりクロップを応援してきただけに、心境複雑。リバプールはヘンダーソンが復帰すれば調子を戻してくるとは思うけど、コイツ!という選手が見当たらなくて、今シーズンはいまひとつ個人的には盛り上りに欠けている。

就任後最初のゲーム、トッテナムとのアウェイ戦を見る。
開始15分くらいは、絶頂期のドルトムントを思わせるような選手たちの動きだったが、前半の終わりごろには、いつものリバプールに戻っていた。ミニョレのいくつかのセーブがなければ負けていたかも。

実況の倉敷さんによれば、ドルトムント時代から行動をともにしてきた二人のコーチはリバプールにも一緒にきて、それぞれ「クロップの頭脳」と「クロップの眼」と言われているのだとか。
ドルトムントのベンチでゴールが決まるといつもハグしあっていた「頭脳」の方を、ぼくらはずっと「奥さん」と呼んでいたのだが。なるほど、「頭脳」はあっちにあったのか。

2015年10月15日木曜日

14年前:Lost lost paradise

の10月13日、フリーコンサート「ロスト・パラダイス」やりました。

14年後のその日、森林公園を訪れてみた。
たまたま、仕事で守山区まで出かけることになったのだ。
14年前と同じような快晴。野外ステージの前はあいかわらず手入れの行き届いた芝の客席が広がっていた。


まだあった森林公園野外ステージ 次に来るときはすでにジイサン


何もない舞台の上に勢ぞろい天使のバンドが歌を忘れて


コンチワロストパラダイス天国は14年前に消滅です


黒猫が舞台横から顔を出す うちのルルはもういっちゃったよ



その日、たまたま夏の楽園のTシャツを着ていた。
記念に自撮りしてみた。
こんな具合に。


2015年10月5日月曜日

ネコデモドアが閉じられるとき:As the catdoor's closed

16年と半年ほど我が家にいたルルは9月23日の夜、天国へ旅立った。最後の二日くらいは苦しそうだった。でも何もしてやれなかった。医者は連休で休みだった。

しばらくは何もする気になれなかったが、ここ2,3日で写真を整理してみた。デジカメやスマホで撮ったルルの写真があちこちに散らばっていた。

南側の掃き出しサッシの横に、ネコデモドアがつけてあった。いつごろの製作なのかよく覚えていないが、ルルが我が家に来たころにはもうあったような気がする。サッシを開け閉めしなくても、いつでも出入りできるようにというネコ様専用ドアである。まあ、そんな自慢するようなものでもないのだが。
そのネコデモドアも、先日撤去した。冬はすきま風が入ってけっこう寒かった。

獣医にルルを連れて行くと、「外では飼うな」と言われた。町の広報紙にも「ネコは室内で飼いましょう」と書いてある。そういう時代になってきた。
野で生まれたルルは、野に出さなければ死んでしまうと思っていた。だからずっと出入り自由にしていた。そういう時代ももうおしまいだ。