2016年6月30日木曜日

今月も言い訳:best regards 2

「片岡義男全著作電子化計画」というサイトを発見(朝日新聞の読書欄に紹介があったんだけど)。運営会社はVoyager、いやあ、お元気そうで(ずいぶん昔に「T-time」という縦書きビューワーを作っていた。買いましたよ。3代ほど前のデスクトップに入っていた)。
個人全集、アーカイブをデジタルで、ネットで公開という新しい試みがうれしい。アートワークもしっかりしていて、読んでいて楽しい。

つい、じぶんの本棚の片岡作品を探してみる。
「ロンサム・カウボーイ」は角川文庫で昭和61年。
「ミス・リグビーの幸福」は早川書房の単行本で昭和60年初版。
「片岡義男 31 stories / 1」は晶文社の単行本、昭和62年初版。
「いい旅を、と誰もが言った」は角川文庫、昭和60年。

昭和時代の文庫は字が小さいのよ。寝っ転がって読むのはむずかしい。
他にも探せばまだ何冊かは本棚の隅にあるような気がするけど。

編集者のエッセイ「小説家はまだ目次を書いている」が面白かった。
片岡作品をそのタイトルから考察するという試み。
タイトルに動詞が多い(「南へむかう貨物列車」「時には星の下で眠る」)、そして長い(「ライク・ア・ローリング・ストーンだって?」)、「の」が入ったタイトルが少ない、などなど。

短編、長編とりまぜて200タイトルが公開されている。
デスクトップの画面で小説を読むのは慣れていないが、なんといっても字が大きいのは助かる。Kindleなどでも読めるのだそうだ。

PS.
Van Morrison のほとんどのアルバムが Apple music のカタログに入っていた。73年のライブのアーカイブも聞けるようになった。やったぜ!
ユーロは、スペインとイングランドが敗退で、さて優勝はドイツか、フランス?イタリアってことはないでしょ?


2016年6月16日木曜日

愛車はガルシア号:Cloud atlas

デイヴィッド・ミッチェルの「クラウド・アトラス」を読んでいると、愛車はワーゲン・ビートルで名前は「ガルシアっていうのよ」という主人公の一人が登場。

先に映画を見た。ウォシャウスキー兄弟(兄妹?姉妹?)が監督している(ほかにも共同監督がいるけど)。目まぐるしく展開していく話だけど妙に印象に残った。原作は「ナンバー9ドリーム」のD・ミッチェルだったので、読んでみることに。

まだ途中だけど(なんだか急に忙しくなって)、70年代のサンフランシスコ周辺が舞台のパートの(映画も、原作も全体は6つのパートに分かれている)主人公(映画ではハル・ベリーがやっている)が若きエンジニアと仲良くなるところ。

映画は相当にややこしい(同じ俳優が別のパートでは、違うキャラクターで出てくる)が、原作もパートごとに文体が異なり、大変なんだがおもしろい。
ちなみに映画では、ガルシアのエピソードはカットされている。車は出てくるんだけどなあ。
D・ミッチェルはイギリス生まれで、日本で英語教師をしていた(本の扉には「日本語教師」とあるけどホントかな)という経歴もある。
本の装丁をもう少しカッコよくすれば、売れるんじゃないかと思うけど。

隣の「ポーランドのボクサー」という短編集も面白そうなんだが、まだ読んでない。グアテマラの作家。

ユーロとコパ・アメリカ同時開催で、毎日大変なことに。そんな時に限って、急な仕事が舞いこんで、毎日てんやわんやの大騒ぎ。