吉本の本は晶文社から出ている全集の第3巻、「1951-1954」である。全部で800ページ余、ほとんどすべて詩である。何篇くらいあるのか数えるのも大変そう。この時代、吉本は20代後半。東洋インキ製造という会社に勤めていた。すぐにやめたようだが。ここに収録されている詩のどれくらいが、当時公開されたのかよくわからないが、全集の基本方針として、吉本が書いたものをすべて年代順に収録する、というものなので、未発表のものも多数あるようだ。
読んでも詩の中身はよくわからない。だけど圧倒的な文字の量、言葉の海。すばらしい!
全集は全38巻の予定で、現在は12巻まで発行済。怒涛の全集。全巻そろったらどれくらいの長さかな。図書館に並べるスペースはあるのかな。
松浦寿輝の「名誉と恍惚」は800ページ弱の長編小説。残念ながらこの人の小説はまだ読んだことがない。
この前の舞城王太郎のときもそうだけど、いきなり長編からいくなよ、最新刊からいくなよ、という声もあるが、まあいいのだ。最新作がいつも最高傑作だ、という人もいる。楽しみだわい。
前にも書いたかもしれないけど、分厚い本が好き。なんといっても、その恐るべき言葉の量にまず平伏するのである。その長さと量に必然性はあるのか、編集者は納得しているのか、校正者はうんざりしてないか、印刷屋は放り出してないか、製本屋は腰を痛めてないか、そんなことお構いなしに、堂々とこの分厚さ。エライゾ!
さて枕にして昼寝するか。