あと10日というカウントダウンを勝手にはじめる。
特に意味はない。言ってみれば、ツール・ド・フランスの峠越えみたいなもの。あそこの峠を超えれば、あとは下りの連続、ってやつ。下りのスピードの速いこと、速いこと。
会社勤めじゃないので、その日にはあんまり意味がない。
でも、国民年金の支払いはもうしなくていいのだ。そりゃ、うれしい。
あれから40年、よく生きのびたものだと、素直に感心したりして。
Apple music で、40年前によく聞いていたアルバムを探して聞いたりしてみたが、すぐに飽きた。自分以外に、そのリストになんの意味もないのだから。
最近は「先生」なんて呼ばれることもときどきあるけれど、そんなにたいしたもんじゃないことは自分が一番よくわかっているし、「先生」になりたくて、この仕事をはじめたわけじゃない。
その日は、すーっとやってきて、あっという間に去っていくのだろう。あとは坂を転げおちるような「晩年」だ。