決してこの作者の熱心なファンというわけではないのですが、この人はおもしれぇ!
なんかの拍子に、「クワコー」シリーズを読んで、気に入り、前作の「東京自叙伝」も読んだ。軽い語り口の長編に魅力あり。(昔の純文学ぽいのは、まだ読んでないので、偉そうなことは言えないけど)。
基本SFなんだが、タイトル通り、ジャズの演奏シーンがたくさん出てきて、それも、だれもが知っているような、ジャズの巨人たちと、主人公がセッションするというようなシーンがふんだんに出てきて、なるほど、そう来たか、と。
語り手は猫なので、「吾猫」につながる変奏、オマージュ、そういうものかもしれず。
今月の一首
止まりたいところで止まるオルゴールそんなさよなら言えたらいいのに / 杉崎 恒夫
