2016年4月7日木曜日

戦争映画:war is not over(if you don't want)

録画したまま、たまっていた映画を最近まとめて見ている。
もともと戦争映画は好きじゃないが、戦争のシーンが出てくる映画をすべてシャットアウトするのもどうかと思うので、まあ、そういう映画も見る。

「戦場のピアニスト」。舞台はワルシャワ、第二次世界大戦中のユダヤ人ピアニストの話だから、内容的には想定の範囲内。そのころのポーランドではバッハはどう評価されていたのか気になるところ。生きのびたピアニストが弾く曲はもちろんショパンである。

「セントアンナの奇跡」。スパイク・リーの映画を見るのは久しぶりかも。あまり予備知識なしで見たので、ドイツ軍、イタリア人、アメリカ軍が入り乱れて敵、味方に別れて、ずいぶんややこしい。加えてキリスト教的なイメージというか、お約束事というか、そういうものがちりばめられ、そこにアメリカの黒人差別などのレベルも加わって、いろんな意味に解釈できてるという不思議な映画。ここでも、ドイツ軍はイタリア人を虐殺。

「バーダー・マインホフ」。70年代の西ドイツ過激派を描いたドキュメンタリータッチの映画。戦争シーンはないが、テロの場面はふんだんに出てくる。

「善き人のためのソナタ」。こちらは80年代の東ドイツが舞台。秘密警察が監視する市民社会というテーマだが、ピアノ曲が大きなポイントになる。でも、このソナタは実際にあった曲ではなく、新たな創作なのだった。

「スローターハウス5」。第2次世界大戦時のドイツ、ドレスデン空襲を題材にした映画。1972年制作とある。もうそんなになるか。75年のころ、大学に行きはじめて、ふと入った映画館でこれを見た。グールドの弾くバッハがこんなにも美しいものかと感嘆、驚愕した。原作は後で読んだと思う。原作を超えているとは思わないが、原作の良さをきちんと生かした映画だと思う。