2015年9月7日月曜日

永遠と思える時間:Long strange trip

あのころ、60歳になることは「永遠」に等しかった。
45年前、14歳の誕生日に自分は何をもらったのか憶えていない。たぶん何ももらわなかった。でもラジオの番組でリクエスト曲をプレゼントしてもらったような気がする。
あの曲はなんだったか?

16年と半年前に我が家にやってきた猫は、最近何も食べなくなった。医者に診てもらうと腎不全だという。もうぼくたちにしてやれることは残り少ない。苦しい思いをしないで、最後の時間を過ごしてもらいたいと思うだけ。

永遠はない。猫と過ごしたたくさんの時間もそろそろ終わりが近づいているようだ。
猫は死ぬ。ぼくも死ぬ。永遠はない。あたりまえだ。

来年で60歳。まだ1年もあるのに、もう人生から引退した気分。
仕事はないし、孫は生まれたし、猫は年老いたし、永遠と思えた時間もそろそろ先が見えてきた。
これからは夜道をトボトボと歩いていく。