2011年11月29日火曜日

Usu & Kine:臼を割る

臼が薪棚のそばにどんと鎮座している。かなりの確率で動きのじゃまをしている。炭と同じときに引き取ったものだ。
どうしようか考えていた。餅つきをしようにも、人手はない。米を蒸す釜もない。
いろいろ調べてみると、臼はどうやらけやきを使うのが、普通らしい。何年も寝かしたけやきを彫りこんで、臼にする。杵もそうらしい。
けやきなら薪になる。考えられるのはそれだけ。

臼を割るなんて、おそれおおいが、粗大ゴミに出すよりはいいのではと考える。チェーンソウで小割にしても、くさびや斧ではなかなか割れない。
完璧な曲線を残しておこうかとも思ったが、やっぱり薪にすることにした。
割ってみて気がついたが、これはけやきではない。でも、何の木かはわからない。残念ながら。


2011年11月28日月曜日

Catalog house:下を向いて歩こう



カタログハウスという会社の企業理念である。
震災後の日本で「上を向いて歩こう」は、ある種シンボリックな歌として、受けとられていたと思う。
でも、下を向いて、だ。

高橋源一郎が、カタログハウスの「通販生活」を新聞で取り上げていた。表紙に「一日も早く原発国民投票を」と書いてあるカタログ誌だ。
何年も前からときどき家に届くこのカタログ誌を、ほとんど読んだことはない。自慢することではないのだが、たかがカタログだと思ってた。たかが広告じゃないか。
去年だか、一昨年だか、憲法九条についての、小冊子が付録に付いていて、それはちゃんと読もうとした記憶があるけれど、まあ、だから、どうか、ということでもなかった。

その「原発投票号」をよく読んでみると、カタログ以外はほとんど原発関連のあれこれいろいろの記事で埋まっている。
会社としてのメッセージはないのかと探してみたが、編集後記のようなものが特になかったので、オフィシャルサイトを見てみた。企業理念、というところの最初に、「下を向いて歩こう」と書いてある。
いいじゃないか。とても。

2011年11月16日水曜日

Saturday in the park:公衆電話の秋



公園の木々に紛れてもう誰も電話かけない公衆電話 / 宮田 修

今週の朝日歌壇にあった。以前にも公衆電話の歌を取り上げたことがあるけど、こっちはちょっともの悲しい雰囲気だね。

先週の朝日新聞の土曜日版の「サザエさんを探して」にも、電話ボックスが出ていた。62年当時、電話ボックスの屋根は赤かった。「丹頂式」というらしい。

ぼくらがこどものころ、公衆電話は赤だった。10円玉専用。
赤が、黄色や緑に変わったのは、大人になってからか。ずいぶん世話になったけど、いまはやっぱり使わない。80代半ばになる、うちの父だって、携帯を持ち歩いている時代だ。そりゃしかたない。

2011年11月15日火曜日

One-hit wonder:「西暦2525年」


というタイトルを見て、歌い出しのメロディが浮かんでくるあなたは、50代の人か。

FMネットワークの深夜番組、Big special の、先週のテーマは「一発屋の瞬間芸」。レコード会社のディレクターだという人が、構成していた。50年代、60年代半ばくらいまでは、なじみがさっぱりないが、60年代後半から70年代にかけては、よく知っている曲が、どんどん流れてくる。

監修をしている宮地さんという人は、ぼくより少し上の世代のようだ。ゼーガー&エヴァンスの「西暦2525年」は、一発屋最高のヒットという紹介だったが、ダニー・オキーフや、フリー、ジャニス・ジョプリンをそういうカテゴリーに入れることもできるのだといわれると、そうかなと思うしかない。(今回の定義はチャートの20位以内に上がったのが、1回だけのアーティストが対象)

ニック・ロウとか、Dr.ジョンも、まあ、そういう範疇なんだ。ほー、ヒット曲があったのね? と逆に感心したりして。

2011年11月12日土曜日

Big special:ひさびさの健太節満喫。

NHK-FM以外に聴取に耐えるラジオ局はないと信じていたのに、ある日、新聞のラジオ番組欄で、"Big special"「ルーツロック大全集」という見出しを見つける。
FM岐阜の深夜1時から4時まで。思いっきりはずしている可能性も充分ある。はて。録音するかどうか少し迷った。

迷って次の晩、録音して聞いてみた。その日は、カントリーロックの特集で、監修萩原健太! いやー、ひさしぶりにその名をラジオで聞いたぞ。
翌11月3日深夜は、健太氏本人が登場だ。「準レギュラー」とみずから名乗る。
ほー、こんな番組、あったんだ。FMネットワークの製作なので、全国のFMで流れているらしい。
さすが、健太氏選曲は、いい。

番組の official site は、あるけれど、なんにも書いてなくて、萩原氏の追っかけみたいな人が作っているブログにセットリストがあった。

名前は知っているけど、ちゃんと聞いたことのないバンドやシンガーの曲がずんずんかかる。おお、うう。

Amazing rhythm aces や、Doug Sahm は、こんなにかっこよかったか!



(写っているクルマにも、ベンチにも特に意味はありません。が、ここはぼくにとって特別な場所。ナイショネ)

2011年11月11日金曜日

Sideline:炭俵12俵をどうする?



本業の合間に副業をこなし、だんだん両方が重なってきて、どっちが本業だか、わからなくなってきた。

自治会の法人化申請を頼まれて、あれこれ忙しくしているときに、剪定と不要品の引き取りを頼まれた。下見に行くと、ご主人が亡くなって、庭木は伸び放題、物置にはいらないものがいっぱい。
剪定は、たいしたことなく1日もかからなかったが、不要品は軽トラックにめいっぱい2杯分くらい。

亡くなったご主人が残したものは、木のはしご、アルミの脚立、寸角や板などの材料、臼、杵、スコップやツルハシなどの道具、それに炭の俵が12俵。
建築関係の仕事をしていた人なんだろうなと思いつつ、トラックに積みこむ。

古いポンプや焼却炉なんてのもあったけれど、問題は炭だ。包んであった段ボールやビニールを取り去ると、縄とワラで編んだ俵が出てきた。荷札に日付が書いてあるのだが、古くて読めない。年号のところは「40」のように見える。昭和40年? 飛騨高山のナラの炭だと書いてある。「70」に見えなくもないが、どっちにしても、昭和ですよ。
茶碗を包んであった新聞の日付を見てみると、昭和34年とか、44年とか。炭が昭和40年もありうるね。

炭そのものに問題はなさそうだが。湿気を含んでいたり、においを含んでいたりするので、古い炭を燃やすのは要注意と、ネットには書いてあったけど。ストーブで燃やす分には問題ない?

ダメなら庭に撒くか? それにしても量が…

2011年11月3日木曜日

Radio people:「さらば夏の日」の「ダニエル」


ついに聴取に堪えうるラジオ番組はNHK-FMだけになってしまった腹いせに、手当たり次第に録音することにした(なんのこっちゃ)。
この前は斉藤和義の新しいアルバム「45 stones」を聞いたし、Nigel North のリュートはなかなかすばらしいということがわかったし、人の名前がついた洋楽ヒット曲の特集、なんてのもBGMとしては悪くなかったし、軽はずみにAMまで手を伸ばして、「さらば夏の日」をもう何十年ぶりかに聞いたのに、それはサウンドトラックじゃなくてがっかりしたので、ずいぶんお久しぶりの小林克也氏の特番「とことんNo.2を考えてみたら」で、エルトン・ジョンの「ダニエル」を10年ぶりくらいに聞いて、暗い青春時代を思い出してみたりしていた。

その、暗い暗黒時代のような高校生のころ、ご多分に漏れずエアチェック小僧で、あのころは、当然カセットの時代だから、なんでもかんでもカセットに放りこんで、レポート用紙に曲目表を作って、きちんと管理していた。そういうことはまめだった。

まだFM番組雑誌が出るちょっと前で、確か、FM愛知が発行していた新聞のような番組表(NHKも載っていた)を毎週送ってもらって、それを1週間分、こまめにチェックして、マーキングして、どの番組を、どのテープに収めるか、なんて予定まで立てたりして。


2011年11月1日火曜日

Empate a cuatro:雨中の激闘、4-4


10月30日、FC岐阜のホームゲームは、現在2位の鳥栖を迎えて、最下位の意地を見せられるかどうか、という戦前の予想を簡単に裏切って、4-4という、手に汗握るシーソーゲームとなったが、サポーターなんですと、口が裂けても言えないような酷薄な知らんぷりサポのわれらふたりは、家でスカパー!を見ていた。

なんでこんな攻撃サッカーを展開しているすばらしいチームがずっと最下位なのか、われらにはわからぬ。わからぬが、現実というものは、否応なしに、われらのチームの現状をあぶり出す。
やっぱりDFが、ダメ? 豊田陽平君に3点もやられた。だけど、あいつは元グランパスの意地がある。早く昇格して、グランパスと戦ってくれたまえ。

言っていることが支離滅裂か? そうかな? そうだな。そうとも言える。
何がダメだ? 選手がいない? 選手層が薄い? 金がない?
そうだな。そうとも言える。

悪いのはもちろんわれらだ。土砂降りの雨の中、彼らはスタジアムにいるのに、われらは家でスカパー!を見ている。

Radio espanol:ラジオのサッカー中継


スペインのラジオについては、「Footballista」の巻頭コラムにあった(10/26日号)。

スペインではラジオでサッカー中継をしているようだ。
国民の約6割が毎日ラジオを聞いているという。
スペインでのラジオの印象は、テレビよりも「信頼が置け」「客観的で」「バラエティに富み」「面白く」「下品でない」という。
(以上編集長木村さんのコラムより)

スペインのラジオでいま何が問題になっているかというと、プロリーグ協会が、ラジオ局に放送権料を払え、といいだして、そんなの払えない、というラジオ局と対立しているらしい。
映像は使わないので、ラジオ局はこれまで80年間以上、そんなものを払ったことがないということだ。

ラジオは中継席から締め出しを食ってどうしたかというと、金を払って客席から中継したり、テレビ放映を見ながら中継したり、だそうだ。

日本のラジオはどうだ?
プロ野球の中継をやっているのは、球団の親会社の資本が入ったラジオ局で、解説者はチームOBだ。内部事情には詳しいかもしれないが、面白くない。
日本でも、サッカーのラジオ中継があってもいいような気がするけど。ゴールシーンはあとで、ダイジェストで見ればいいじゃないか。