2011年9月29日木曜日

Old man eats soybeans:あなたはこの50年をどう生きたのか?

今週の朝日俳壇から

枝豆を大豆と知らず五十年 / 可知豊親

うーん。どう?
50年生きちゃいましたね。どっちみち。
枝豆は大豆だと知ったその日から、あなたの新しい人生ははじまった。その日から、空はみどり色になり、枝豆はあおくなった? うーん、そんなはずはないよね。

自分は何も知らないのだ、ということを受け入れていくのが、老化なのかもしれないと思うこのごろのわたしだが、知らないからこそ、知りたいことがたくさんあると思うことも、今のわたしだ。

知らないことを、知らなくても別に困らないからと開き直って生きていくのも、これからの老後だし、知らなかったのは悔しいから、これからもっといろんなことを知りたいと思うのも、老後なのかもしれない。

わたしは、その後者の「老後」を選択したいと思うことが普通のことではあるけれど、知らないことは知らないと、開き直る「素人としての」老後も決して悪くないのではないかと思う老後もありかもしれない、とも思わないか?

うん、いや、よくわからないですよ、実際には、どんな老後をすごしたらいいのか、そんなことは、よくわかりません、何たって、まだ55才ですもの…


2011年9月25日日曜日

Geschwindigkeitsbegrenzung:「速度制限」


ドイツ語はむずかしい。単語をどんどんつなげて、名詞を作る。
こんなの、反則じゃ。これを一単語で覚えろなんて。

でも言葉を覚えれば、愛着もわく。
ベルンハルト・シュリンクの「逃げいていく愛」という短編集を読んだあと、今度は彼のデビュー作「ゼルプの裁き」を図書館で借りてきた。
主人公は私立探偵だ。ドイツにもいるんだ、あるんだ、そういう職業が。うん、それだけでもうなんだかびっくり仰天。
そりゃあるだろ。日本にだってあるんだし。

日本はややこしいことがいっぱいある国だけど、ドイツだって、負けていない。短編集を読んでいると、そのややこしさが、めいっぱい伝わってくるのだ。

でも、ドイツのややこしさが、他の国、たとえば、アメリカ合衆国の持つややこしさともまたちょっと違うというところが、やっぱりいろいろむずかしい。いろいろむずかしいから「小説」というものが、なりたつのかもしれないけれど。

ややこしくない国で、ややこしくない生活を送りたいと思っているぼくのような日本人も、日本国に住む限りは、やっぱりややこしさからは逃れられないということをわからないといけないよと、誰かが言うので、わかったふりをしてみたけれど、やっぱりわからないことはわからない。
なんでこんなにいろんなことがややこしいのか、ぼくにはわからない。

ドイツ語はむずかしい。
スペイン語もむずかしかったけど、ドイツ語もむずかしい。
でもホントは、日本語もやっぱりむずかしい。
うん。そう思わないと。

2011年9月23日金曜日

Ancient music:古楽の4枚



ひさしぶりに中古レコード屋へ行った。Rock,Pops 系をさておいて、Classical 系を見てみる。あるある。古楽系の輸入盤がいろいろ。

Biber:Violin sonatas / Romanesca
C.P.E.Bach:Three cello concertos / Bach collegium japan
Albinoni:Concerti a cinque / Collegium musicum 90
J.S.Bach:Cantatas / La petite bande

2回行って2枚ずつ買った。
アルバムの発売元は上からアメリカ、スウェーデン、イギリス、ドイツだ。ブックレットは基本的に英語、ドイツ語、フランス語で表記されている。
ふーむ。Classical 系が普通に、地方都市で、輸入盤が流通している時代なわけだ。
FMで流している曲やアルバムをアマゾンで検索しても、ほとんど出てこないのは、古楽系のアルバムの輸入盤はアマゾンで扱っていないということか。

ちなみに iTunes で検索してみると、おお、出てくるねえ。
なんだ、そういうことか。iTunes で買えばいいのだ。

Vivaldi の協奏曲を極めてみたいとふと考えた。
作品3と4、8、9の全曲、全部で4500円! というアルバムを iTunes で見つけた。Ancient music & C. Hogwood じゃねえか。悪くないね。
CDにすると8枚分? え? そんな安い? 日本ではすでに全部廃盤扱いで手に入らない(たぶん)。

Dead の Download シリーズよりは高いか。うーん。比べちゃまずいよね?

2011年9月17日土曜日

groove 75 pts:機嫌の悪そうな Van



wolfgangsvault.com のビデオ・アーカイブから、機嫌悪そうシリーズ第2弾。
Van Morrison at New Jersey,10/5/1979.

"Into the music"を出した直後のライブ(たぶん)。ステージのメンバーも、レコーディングとほぼ同じと思われる。映像は白黒だ。
古い代表曲とアルバムからの曲が半分ずつくらいか。

G・デッドと同じく、Hello なし、Thank you なし、曲目なし。つまりMCなし。Van はぜんぜん笑わない。ぜんぜんうれしそうじゃない。
機嫌悪いのかな? いつもこんな顔して歌うのかな?

Live album "It's too late to stop now" のころは、もっとおしゃべりだったはず(それは1973年のライブ)。
それから20年後のライブアルバム "a night in san francisco"(1993) でも、自分でバンドのメンバー紹介したりしていた。
(アルバムを引っぱりだして、ひさしぶりに聞いたのだ)

ずっと見ていくと、この79年のコンサートでは、終盤の "Tupelo Honey" の最後で、VM 自身がメンバー紹介をしている。"Van Morrison Band" という風に紹介している。まあ、あいかわらず不機嫌そうに。
Sax は、Pee Wee Ellis で、もともと James Brown Revue にいて、この VM band では、Musical Director と紹介されている(Wiki による)。

他には、昔からのメンバーでは、ベースの David Hayes 、ギターの John Platania がいて、あたらしいところでは、トランペットに Mark Isham なんてのもいる。今では有名な映画音楽コンポーザーだ。

狭いステージ(奥行が2間くらいか)、始終ステージでたばこを吸っている Van、譜面なしで演奏しているメンバー(当たり前だけど)。
アンコールの "Brown eyed girl" のあとでは、さすがにひとこと「ありがとう」と言ってました。
全体で groove 75 points というところか。

2011年9月11日日曜日

Yoshida or Yasuda:または Sawa と Miyama、そしてしあわせなぼくたち


サッカー日本代表、男子と女子、両方のゲームをこんなにいっぺんにたくさん見たことがあっただろうか。どっちも真剣勝負だ。どっちもすばらしい。

男子代表の北朝鮮戦でゴールを決めたのは、吉田君だったのに、FIFA の公式記録では、なぜか Yasuda 君になってしまって、どこまでも運がない麻也君に同情が集まっているのかと思えば、そんなことはないみたいらしい。

女子代表は試合数が多い。見ていれば誰にもわかることだが、沢と宮間は別格である。ふたりがそれぞれ、感性と理性をあらわしているのかどうかはわからないが、ふたりがいることであのチームは完成している。
あのチームに、ふたりがいることだけですでにすばらしいと思う。対戦相手がどんなチームでも、勝てるのではないかと思えてしまう。

アスリートらしくないロングヘアをなびかせてボールを追っている沢を見ていると、草原を駆けぬけるナウシカに見えてくる。
沢がナウシカなら、宮間はなんだ? とカミさんに聞く。
宮間はコナン!

2011年9月8日木曜日

It's getting better:ドラえもんはどこにでもいる

「こんなこといいな できたらいいな」
という歌詞を書いたのは当時中学2年の男の子だったと、朝日新聞土曜版に紹介があった。へー、知らなかった。

「ドラえもん」の作者、藤子・Fさんのメッセージは「ドラえもんはどこにでもいる」だったと記事にある。
それはたとえば、
Everything's all rightだし、
I shall be released だったり、
Everythin's gonna be alrightでもあるし、
これでいいのだ」だったりするわけで、
「がんばろう」なんていう日本語よりはずっと正しいと思われる。

2011年9月6日火曜日

All summer long:サンダーバード2号は輸送機だ


今週の朝日歌壇から

夏休み長いねと言う大人たち短いと思う夏はあといくつ / 松田梨子

この人はたぶんまだ10代の前半だと思う。妹といっしょにときどき出てくる。妹の方はこれだ。

宿題はあと日記だけばあちゃんと並んで座るサンダーバード / 松田わこ

サンダーバードは特急雷鳥のことだね、たぶん(いまは「雷鳥」という特急はなくなってぜんぶ「サンダーバード」というらしい)。作者は富山県在住だから。
国際救助隊のサンダーバード2号におばあちゃんと座ったらもっと楽しいだろうけど。

台風が通り過ぎたらいきなり秋がやってきた。先週はまだ熱帯夜だったのに、今朝外の温度計を見てみたら18度だった。
被災した紀伊半島のみなさまには申し訳ないが、秋なのである。うれしいのである。
今年の夏も長かったね、やっぱりねー。暑かったしさ。

His son's voice:オノカズホというシンガーのうたを聞いた


FMの番組表をながめていたら、「オノカズホ」という名前が目にとまった。
ぼくが知っているオノカズホは、ひとりだけいて、その人はトモベマサトというシンガーの息子だ。
おお。

ぼくがカズホ君の顔をよく見ていたのは今から30年ほども前のことで、彼はまだ4才とか、5才とかそんなころだった。
10年ほど前には、親から(つまりトモベさんから)、彼の消息を聞いたことはあるが、それっきりだった。

ボブさんの息子だって、シンガーだ。
ジョンさんの息子もシンガーだ。
トモベさんの息子がシンガーになっていても不思議はない。

カズホ君のうたを聞いた。
いいと思う。
ぼくに感想を聞く前に自分で確かめたらどう?
アルバムは「綿帽子」という。去年の秋に出ている。

2011年9月4日日曜日

Hello! Charlie:メイレレスがいなくなった!


移籍期限ぎりぎりで、リヴァプールのラウール・メイレレスがチェルシーに移籍した。おお。そりゃ、困るぜ。と思うのはぼくだけか?

チェルシーは、ホントは、トテナムのモドリッチが欲しかったようだが、レドナップ監督が手放さしたくないと言い張ったので、急遽ラウールに話が来た、のかどうかはわからないが。

9月には復帰予定のスティーヴ君が戻れば、中盤センターには、ルーカスがいるし、移籍してきたばかりのチャーリー・アダムは絶好調だし、ラウールにだって、出番が確約されているとはいいがたい。
しかたない。

昨シーズン後半のリヴァプールのふんばりの半分くらいは、ラウールが支えていたんじゃないかと、個人的にはそう思うから。ちょっとさびしいぜ。

さようなら、ラウール。こんにちは、チャーリー。うう。

2011年9月2日金曜日

Love the one you're with:機嫌の悪いネヴィル兄弟たち


wolfgangsvault.com のヴィデオ・アーカイブから次のお知らせが届く。
Featured Video: The Neville Brothers, "Sitting in Limbo," Martha's Vineyard Festival, August 10, 2008

なんだかおもしろそうじゃないか。見てみる。
Martha's Vineyard 島は、オバマ大統領が休暇を取っていたところ。カーリー・サイモンが住んでいて、こどもたちとコンサートをやった島。
そのむかし、名古屋のロックバンド、Sentimental city romance のツアーバスに、 Martha's Vineyard (たぶんアパレルメーカー)というロゴが入っていた。ぜんぜん関係ないけど。でも、その島の名前はそのときに覚えた。

で、この人たち、なんだか機嫌悪そう。
機嫌の悪い原因(推定)
1.リハがちゃんとできなかった
2.出演順が気に入らない
3.楽屋のケータリングが悪い
4.昨日の夜、ガールフレンドまたは奥さんと喧嘩した
5.暑い、ないしは寒い
6.移動が大変でくたくた
7.弁当がまずかった
8.ケータリングのオネエちゃんの愛想が悪かった

まあ、いろいろだ。理由は何とでもなるだろう。一度損ねた機嫌はなかなか元に戻ってくれない。
ボブ・ディランのように「客はデッドヘッズばかりだら、オレは出るのいやだ」などとごねる人もいる。理由はイロイロだ。

set list は悪くないのに、途中で見るのをあきらめた。
カメラワークも最低。
ま、こんなのもあり、ね。free だもの。

2011年9月1日木曜日

split log:冬の準備は万全


週末の二日間、薪仕事にいそしむ。もらってきた丸太はほぼなくなり、空いていた棚も全部薪で埋まった。これで2シーズン分の薪が確保できた。

このごろは斧で薪割りをしなくなった。斧を振りあげるのが大変になってきたのかもしれない。
玉切りした薪に上からくさびを打ちこんで、地面に倒して、横から槌でくさびをたたく。すぐに割れそうなのは、それでいいのだが、簡単には割れないようなのは、立ち上がって薪を足で踏んづけ、斧の反対側に付いている槌でたたく。これでたいがいの薪は割れる。

くさびは、割りたいポイントに正確に打つことができるので、割れるポイントを見極めることが、力をかけないで薪割りをするこつだ。
斧だと、そのポイントに正確に刃先が入らないから、余計な力を使うことになる。
年を取れば、いかに力を使わないで作業をするか、が大事なことになってくるのだ。



ちなみにこの写真でわかるように、玉切りした薪を、チェンソーで縦に半分くらいまで切りこみを入れておくと、あとで割りやすくなる。
楠やけやきは3分の2くらいまで切りこみを入れることもある。力仕事はできるだけ避けたいのだ。
くさびは2個必要だ。1個だけでは、抜けなくなったとき、どうしようもない。そういうときは、もうひとつのくさびを反対側から打ちこんでやれば、抜くことができる。

今回はまじめに薪割り談義。