2011年8月20日土曜日

Wir horen gern Radio:週末はみんなでラジオを


ベルンハルト・シュリンクの「週末」を読んだ。
ドイツの元テロリストが恩赦で刑務所から出てきて、昔の仲間と再会する、という話。
夢はなぜこわれてしまったのか? ぼくたちが失ったものは何だったのか?
まあ、下世話に言えばそういうことだし、そういう下世話な話がオレは好きなんだな。

ブランデンブルグ郊外の古い屋敷に、12人の男女が集まる。途中から13人目が登場するのだが、そいつについては読んでのお楽しみ。
主人公というのは特にいなくて、群像劇、室内劇に近い展開だ。

古い家だから、電気が来てなくて、大統領の演説をみんなでラジオで聞く、というシーンが出てくる。
「まいにちドイツ語(ドイツ語、基礎のきそ)」というNHK語学講座によれば、ドイツでは朝のテレビは前日の再放送をしていことが多く、ほとんどの人はラジオを聞いているんだそうだ。
テレビをつけっぱなしにして、一日を過ごすのは、アメリカ人と日本人くらいなのかも。



言葉を覚えるということは、その国の習慣を知るということでもある。
ドイツ人の多くは、寝るとき横向きだそうだ。仰向けに寝る人はほとんどいないらしい。ふーむ。
(タイトルのドイツ語ふたつめの単語の"o"は、ホントはオーウムラウトで、○の上に点がふたつ乗っている文字なんだけど、それを表示しようと思うと、別の文字がうまく表示されない可能性があるので、このままに。発音は「ヘーレン」に近い。ちなみにサッカーのドイツ代表監督の名前"Low"の o も同じ文字。)