2010年12月15日水曜日

Shinrin-koen revisited:かつてぼくたちが立っていた場所に

仕事で瀬戸まで行くことになった。岐阜から瀬戸は遠いけど、小牧や春日井を通っての、センチメンタル・ジャーニーも悪くないと考える。
そっちの方面に出向くのは何年ぶりか。
変わった風景、変わらない景色を確かめつつ、仕事はつつがなく済ませた。
昼に瀬戸市内でうどんを食べて、復路に尾張旭市の森林公園に立ち寄ってみる。
雨だ。

およそ10年ぶりだ。もう野外ステージもなくなっているかもしれないと思いながら、半ばそんな期待をしながら、坂を上っていくと、でもやっぱり、ステージはまだそこにあった。
壁のペンキは塗り替えてあったけど、ステージは変わっていなかった。まわりの木々もそのままに保たれていた。




閉まっているゲートを乗りこえて、客席の真ん中に立ってみる。
でも特別な感慨は何もなかった。
あれから、もうずいぶん時間が過ぎた。「ぼくたちのあのころ」は、あのときにもう終わっていたのだ。
そこに立っているだけで、胸が震えるような、そんな高揚感はもう全然なかった。

森林公園での最後のコンサートのことを考えてみたけれど、それは、今にして思えば、「潮時」だったんだなと思える。
十数年の間に、十回のコンサートをやって、それなりの使命を果たしたのだと、考えてみることにする。

そうしたら、特別の想いは何もなかった。雨が冷たかった。