2010年12月7日火曜日

Hey Jude don't make it bad:牛丼屋を襲ったふたり組の失敗

G市××でその事件は起きた。

3日午前5時半ごろ、G市××の牛丼チェーン店「すき家××店」で、強盗が入ったと110番通報があった。男2人組は何も取らずに逃げたといい、警察では強盗未遂事件として調べている。
警察によると、男が入り口から侵入し、男性店員(32)に「裏口を開けろ」と要求。店員が裏口を開けると、もう1人が立っていた。店員が、とっさに店の炊飯釜(直径約40センチ)を手に持ったところ、男らはそれを見て逃走したという。当時、店内には店員1人だけで、男2人は包丁のような物を持っていたという。(朝日新聞12月4日付朝刊岐阜版より)

表の入り口から入ってきた男を仮に義男(48才)、裏口で待っていた男をトニー(54才)とする。
主犯はトニーだ。だけど計画というほどのものはなかった。客のいない時間帯をねらい、店の表と裏の両方から侵入し、店員を脅し、金を奪う。襲撃は簡単な出来事のはずだった。
トニーは牛丼を食べたことはなかった。だが日本では人気の店のようだったから、金はあるだろうと判断した。

トニーはご飯を食べたことはあるけれど、自分で炊いたことはもちろんなかった。だから、店員が持ち上げた炊飯釜がなんなのか、理解できなかった。強盗撃退用の、護身具のように見えた。
炊飯スイッチが、警報装置の押しボタンに見えたし、麻酔銃の引き金のようにも見えた。

トニーと義男にしあわせなクリスマスを。