さて本日のお題は「総括」である。
話題提供は朝日新聞11月21日の「声」欄に掲載された「ジャズ聴き人生を総括する時」という投書である。投稿者は愛知県在住の62才男性(つまり団塊世代だね)。
大学紛争真っ盛りの60年代後半、山下洋輔のピアノを聴いて、ジャズ鑑賞が趣味になる。最近、地元でジャズコンサートが開かれ、ひさしぶりに出かけた。そこで出くわした同年代の男たちがジャズの世界にひたりきっているのを見て、「還暦を過ぎた私たちには、これまでの人生をいかに総括していくか、大きな作業が待っているような気がした。」
総括、ってのがやっぱり団塊だね。なんといっても。好きなんだね、そういうのが。「鑑賞」が「趣味」っていう、そういう言い方そのものが、なんたってナンセーンス!
ぼくは総括なんかしない。人生をふり返ったりしない。
「青春」をなつかしんで音楽を聞いたりしない。
「あのころ」がよかったなんて、口に出したり、書いたりしない。
(以前にも同じようなことを書いたことがあると思う。自分で探してみたが、見つからなかった。自分のサイトやブログを読むのは、それなりにおもしろいもので、ついつい時間が過ぎてしまう。)
投書欄を読むのが「趣味」じゃないよ。そのすぐ下に、ずっと読んでいる連載小説、川上弘美の「七夜物語」があったので、そこを読んでいると、つい「総括」「62才」に目がいってしまっただけのこと。
(ちょっと言い訳、ね。)