2010年3月19日金曜日

wild west show:幻のウッドストック

サンフランシスコのヒッピームーブメントは1967年の「Summer of love」で終わっていたのだった。
69年夏には、サンフランシスコはすでに、音楽の中心地ではなくなっていた。

「1969年8月15日、ニューヨーク州のベゼルでウッドストック・フェスティヴァルが開かれ、45万人を集めた。サンフランシスコで生まれたともいえるロック世代のユートピアの夢が、ニューヨーク(東部)に奪われたかのようであった。ロック・フェスティヴァルの本場としてのサンフランシスコをとりもどすために、その1週間後に<ワイルド・ウェスト・ショー>が企画されていた。」
出演予定バンドは、デッド、ジャニス・ジョプリン、クィックシルヴァー、エアプレーン、カントリー・ジョー&ザ・フィッシュ、サンタナ、スライ&ザ・ファミリー・ストーン、スティーヴ・ミラー・バンドである。

「しかし、このコンサートを、ヘイトの精神に沿って、無料にしたい、と主張する意見があったため、まとまらず、」計画は流れた。(海野弘「めまいの街・サンフランシスコ60年代」より)

このコンサートの企画のことはこの本ではじめて知った。出演予定メンバーを見れば、ウッドストックとかなり重なっている。
そしてその代わりに企画されたのが、ストーンズのフリーコンサートだった。それが、オルタモントの悲劇になる。