2010年2月7日日曜日

Grateful dead on DVD:動くカリスマ

ボブとジェリーの、決してうまいとは言えない歌と、下を向いたまま黙々と紡ぐリードギター、特に主張することのない各パート、それらが集まってなぜこんな心地よいグルーヴが生まれるのか、よくわからない。秘密はどこにあるのか?
G・デッドのDVDを見て、そういうことを考えた。
他のジャムバンドと決定的にちがうところは、そこなんじゃないか。
メンバーの誰も、特別のことはしていないように見えるのに、できあがってくる音楽は唯一無二の極上のもの。

シートに腰を下ろして聞く音楽ではもちろんない、かといって、立ったままずっと手拍子をするような音楽でもない。ゆらゆら、ふらふらとそれぞれ勝手にからだを動かし、歩きまわっている客を見ていると、このバンドの醸し出す特別のグルーヴがよくわかる。

映像を見て一番オドロキだったのは、ボブ・ウィアのかっこよさだった。音だけ聞いていると、どうしてもボブの甲高い声が耳につくことがあるのだが、映像を見ていると、ああ、この人はカリスマだなあと思う。デッドというバンドのもうひとつのイコンであることは間違いがない。動きそのもので、見る人を引きつけることができる。存在そのものが「ロック」みたいな感じだな。

ショートパンツにパーカーというホントにラフな格好で、リズムを延々と、しかも淡々と、きざみ続ける。これがかっこいいんだな。うん。これは映像じゃないとわからなかったかも。

PS.先だっての"BP"は、血圧のことだった。blood pressureね。たまには自分で測れよ、と。
で、さっき測ったら、これがぜんぜん高くなかったのよね。ご飯食べたあとだから?