親方と今年の初仕事。親方は、去年の末に退院して、経過は順調なようだ。
棚の上に置いてあった消化器が床に落ちて発泡し、部屋中粉だらけになったお宅に向かう。
途中、堤防の河川敷のようなところで、機動隊が演習(のようなもの)をしていた。装甲車を見るのは久しぶりだった。あの、光るジュラルミンの盾も、いま思えばなんだか懐かしさすら感じる。
助手席の親方がふと、昔話をはじめる。
60年代の終わりころ、たぶん、国際反戦デーかなんかで、新宿に学生が集まり、デモや投石を繰り返していたそのとき、ノンポリの親方も他の野次馬に混じって、機動隊に石を投げていた、という。
へー。
親方は1948年生まれ、団塊まっただなか。
かつてぼくが師匠と仰いだ大阪出身のF氏と同じ年だ。その世代特有の、共通体験のようなもの、は必ずあるものなのだな。
F氏はどうしているだろうか? 彼が主催しているコンサートはいまも毎年春に開かれているようだから、それなりに元気にしていることだろう。
F氏も15年ほど前に、胃の全摘出手術をしている。
大腸をほとんど切り取ってしまった親方といい、団塊はタフな世代なのかもしれない。
酒とたばこがやっぱりやめられないところもよく似ている。
ところで、このぼくも、正月明けに、生まれて初めて人間ドックなるものに行って、あちこち検査してもらった。
結果はまだもらっていない。
1月25日に病院へ結果を聞きに行くことになっている。
その日はまた、行政書士試験の合格発表がある日だ。
ぼくのこの後の人生が、この25日に決まるのだ。オオ!!