2009年6月12日金曜日

Warren & Bob:君はどっちだ?

The Deadにつづき、次にGovernment mule のコンサートを手に入れる。
The Deadでギターを弾いている太めのおっちゃん Warren Haynes のバンドである。今年の2月、コロラド州アスペンでのコンサートだ。The Deadのツアーリハーサルに入る前の最後の方のもの。客席の感じはどう考えてもライブハウスである。客は100人もいないような気がする(わかんないけどね、それは)。

ところが、このバンドでのウォレンの声は、ぼくが今までThe Deadのボブ・ウィアだと思っていた声とほとんどそっくりなのである。
さて、これは困った。今までとんでもない勘違いをしていたことになる。
Warrenが入ったThe Deadのレパートリーのうち、「Glory road」「Into the mystic」はこっちのG・ミュールでWarrenが歌っているのである。特に「Into the mystic」は、前回の文章で「ボブの声によくあっている」と書いたばかり。これは間違いなのでは…

だんだんわからなくなってきたのである。The Deadにおけるボブとウォレンの声の違いが。誰が歌っているのかは、ぼくにとってはとても大事なことなのに。

少なくともThe Deadは、昔のレパートリーを再現しているだけのバンドではなかった。新しいメンバーを迎え入れ、そのメンバーの持ち歌を、バンドの新しいレパートリーとして取り上げている。ジェリーのかわりは誰にもできないけれど、新しいメンバーを入れて、新しいバンドとして、ジェリーの曲を演奏することは可能だし、The Deadはそういうバンドだということだ。

この日のG・ミュールは「Hide your love away」なんて曲もやっている。なんのことはない、ビートルズの「悲しみをぶっとばせ」(だっけ?)だ。ディランの「All along the watchtower」もあるし、The Bandの「The shape I'm in」もやってます。
てえことは、The Deadの「All along…」も、ひょっとしたら「Imagine」も、Warrenが歌っている可能性はじゅうぶんあるわけで。

毎日そんなことを考えながら、G・ミュールを聞いて、自転車でぷらぷら走っていると、すぐに事務所に着いてしまって、もっと聞いていたいのに、と思ってしまうのである。
このところ、ポスティングの仕事がなくなって、一日中iPodを聞いていられるような環境はなくなってしまった。とても残念なことだけど。